「筋肉が落ちると脂肪に変わる」は嘘。「太っている方が筋肉つきやすい」も嘘

「筋肉が落ちると脂肪に変わる」は嘘。「太っている方が筋肉つきやすい」も嘘

こんにちわ、アスリートを卒業してから筋肉をガッツリもってかれたナカゴミです。

 

皆さん「脂肪を蓄えている(太っている)人の方が筋肉つきやすい」とか「筋肉が落ちると脂肪になる」といった噂を聞いた事があると思います。

 

私も一時期は、筋肉なくなった分、体重はかわらなかったので、筋肉が脂肪に変わったと思い込んでいた時期がありました(スポーツ科学部卒業生として恥ずかしい 涙)

 

実際に私の周りでも、スポーツマンが社会人になった途端、ぶよぶよのお腹になってしまう…という事は多々みかけますが、実はこれ、両方とも嘘です。

 

そこで今回は、なぜ筋肉と脂肪が入れ替わるように見えてしまうのか、そのメカニズムを検証していきたいと思います。

 

▽もくじ

1.筋肉と脂肪は全くの別物
2.筋肉が脂肪に変わったように見える理由
3.太っている方が筋肉つきやすいと誤解される理由
4.さいごに

 

 

筋肉と脂肪は全くの別物

筋肉と脂肪は全くの別物

筋肉と脂肪は、構成している成分そのものが全く違うので、お互いに形状変化して生まれ変わる事はできません。

 

筋肉を構成しているものタンパク質、脂肪を構成しているのは脂質

 

これは、木と鉄くらいの差がある物質で、自然に変換・混ざり合う事はありえないので「筋肉を使わなかったら脂肪に変わる」なんて事は現実的にありません。

 

逆もまた然りで、脂肪から筋肉に変わる事もないので「まずは脂肪つけてから筋肉に変えよう」という理屈は、完全に見当違いになります。

 

 

筋肉が脂肪に変わったように見える理由

筋肉が脂肪に変わったようにみえる理由

人によってタイプは違いますが、多いのは「摂取するエネルギー(kcal)>使用するエネルギー」になっているパターンの人。

 

例えば1日4000kcal摂取していた人が毎日運動や基礎代謝等で4500kcal消費していたとすると、これは毎日500kcal分ずつ痩せていきますね!

 

※体重1kg減らすには約7000kcalの消費が必要

 

ただ、この人が運動を辞めて消費カロリーが2000kcalまで落ちたとすると、そのまま1日4000kcal摂取していたら2000kcal分ずつ毎日太る計算になりますね。

 

多くのアスリートは引退後も同じ食生活を送っている場合が多いので、こういった毎日の積み重ねが脂肪を増やす原因になります。

 

また、筋肉を使わないでおくと、体は筋肉を「不必要なもの」と判断し、勝手に減らしていってしまいます。

 

筋肉が減ると更に、基礎代謝(何もしないでも消費するエネルギー)が減少し、1日の消費カロリーが更に減ってしまうので痩せにくい体になってしまう…という負のスパイラルに。

 

結果として「筋肉減少、脂肪増加」で筋肉が脂肪に変わったようにみえるだけでなく、代謝も減る事で、より太りやすい体になってしまっています。

 

 

太っている方が筋肉つきやすいと誤解される理由

太っている方が筋肉つきやすいと誤解される

遺伝的部分もなくはないのですが、痩せている人の多くは1日の「摂取カロリー」が使用されるエネルギーよりも少ない事が、痩せた体を形作っている原因です。

 

よく思い返してみて下さい。

 

朝:ご飯たべない、お昼:カツ丼(800kcal)、夜:カップラーメン(400kcal)=1日の摂取カロリー1200kcal…なんて生活をしていれば痩せて当然です(何もしなくても男性で1700kcal程度のカロリーは消費しています)。

 

摂取した分から足りない分のカロリーは、筋肉や脂肪を分解することでエネルギーに変えているので、分解する脂肪も不足している場合は、ガンガン筋肉を分解して活動エネルギーに変えてしまってます(涙)

 

エネルギーが足りていないのに筋トレする事は「筋肉を分解して筋トレ用のエネルギーを作りながら、そのエネルギーで分解してしまった分の筋肉をつくろうとしているようなもの」なので、完全に本末転倒です。

 

以前の私は、完全にこのパターンでしたね(笑)

 

その点、太っている人は蓄えているエネルギー(脂肪)もありますし、元々よく食べるので太っている人が多いので、効率的な食事をしていなくても、筋肉を分解してエネルギーに変えてしまっている事が痩せている人よりも少ない分、多少は筋肉がつきやすいという理屈かと。

 

しっかりと毎日タンパク質を体重×2g摂取して、エネルギーを3時間毎に取り込むようにすれば、痩せていても太っていても、そんなに大差なく筋肉はついてくると思います。

 

ちなみに、筋肉を大きくする際にはタンパク質はもちろん、他の栄養もガンガン摂取する方が効率的なので、筋肉が大きくなるついで、脂肪も一緒についてしまうのが一般的です。

 

筋肉を大きくし終えた後に無駄な脂肪を落としていけば、マッチョの出来上がり!というわけです。

 

 

さいごに

筋肉が脂肪に変わったり、脂肪が筋肉に変わるといった表現の本当の意味は理解できましたか?

 

太っていても痩せていても、理想の体にするには、ただ筋トレを頑張るだけでなく、食事とエネルギー計算は不可欠です。

 

しっかりと把握し、理想のベストボディを目指しましょう!

 

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中込 智喜(GOMI)

中込 智喜(GOMI)SMILE ACADEMY,INC. CEO

投稿者の過去記事

185㎝、76kg、SMILE ACADEMY,INC. CEO。ALLOUTプロデューサー。1984年山梨県生まれ。早稲田大学スポーツ医科学科卒業。パフォーマンスチームALL OUTのプロデューサーとして世界の医療費削減プロジェクトを進行中。パフォーマンス・メディカル領域は専門領域だが、ボディメイクは現在自分の肉体改造で勉強・実験中。

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