こんにちわ、日本のフィットネス人口をまずは今の5倍(人口の15%)にしたい、筋肉紳士プロデューサー(@changomi)です。
皆さん、オンラインフィットネスジム「Wello」というサービスをご存知でしょうか??
そう、今やオンライン英会話どころか、オンラインでフィットネスをうける事ができる時代なのです。
場所と時間の制約を取っ払えれば、もっとトレーナーの活動できる時間・収入も増え、自宅でトレーニーングする人も増えるのでは? と思い、調べていたところ、すでにアメリカにあったという…笑
しかも、これまでに総額100万ドル(約1億円)の投資を受けていて、これからの成長も期待できそうなサービスです。
うちでも今後参入する可能性がたかいので、自身のインプット&アウトプットも兼ねてご紹介致します。
▽もくじ
1.Wello立ち上げの背景
2.Welloのサービス内容
3.Welloのサービス価格・料金表
4.Welloの不安な点・疑問点
Wello立ち上げの背景
アメリカにはフィットネスに関する資格を持っているトレーナーが25万人いますが、そのほとんどが週20時間ほどのレッスンを持てれば良いぐらいで、ほとんどの場合は充分な予約・利用を得られない状態です。
そのためトレーナーは、1時間単位の料金をより高く取らざるを得ないという状況がありました(パーソナルトレーニングは1セッション75ドル〜150ドルくらいが相場)。
こうした事情を知ったプランテ氏(Wello創業者)らは、これまでにないトレーニングのあり方を探ってみようと、知り合いのトレーナーにスカイプを通した講習を開いてもらうようお願いし、実際にやってみると意外とうまくいったそうです。
スカイプ講習には、場所の制限を受けないという大きな利点があり、自宅にいながら講習を受けられるため、ジムに通う必要はありません。また時間も調整しやすく、子供のいる母親や忙しい人でも自宅で講習が受けられます。
トレーナーにとってもオンラインでも仕事ができるようになれば、週あたりのレッスン時間も大幅に増やすことができる利点があります。
トレーナーと顧客、両方にメリットがあり、きっと多くの人々のニーズがあるはずだと考えた創業者の2人は、このアイディアをビジネスにすることを決意し、2011年には米国サンフランシスコを拠点に「Wello」を創設したそうです。
Welloのサービス内容
ヨガ、ピラティス、キックボクシング、筋力トレーニングなど、幅広いメニューがあります。
トレーナーおよび専門家は、最初の段階でアメリカ中から150名以上が参加(全員がトレーナーの資格を有しており、これまでの経歴なども参照することができます)。
現状、利用者の3分の2以上がリピーターとして、さらなるワークアウトを行っており、リピーターは利用頻度を増やす傾向があるようです(月間平均で5.5セッション:セッションとは一回のトレーニングの事)。
セッションには25分、40分、および55分のものがあり、「一対ー」「グループトレーニング」の2つのクラスが選べます。
一対一のクラスではリアルタイムにコーチとビデオチャットすることができ、グループトレーニングはコーチが配信するトレーニングに集団で参加する形式です。
Welloのサービス価格・料金表
料金はパーソナルトレーニングの場合、4回コースで119ドル(1セッション30ドル)。30回コースで449ドル(1セッション15ドル)。
グループトレーニングであればパーソナルの約半額と、非常にリーズナブルな料金になってます(通常パーソナルの約半額程度)。
ちなみに、私の住む福岡ならパーソナルトレーニングの相場はⅠ時間5000〜1万円くらい。東京の激戦区だと1万〜3万円位かと。
自宅でのトレーニングになるのでマシンが使えないという点を除けば、トレーニングをこれから始めようという人にとっては安価に始められるのでいいですね。
もちろんトレーナー側も料金は安くなりますが、場所と距離に縛られず、今までよりも多くの顧客を獲得できる可能性があります。
ただし、時間単位の稼ぎが安くなるので、すでに売れっ子で時間がほとんどない、人気トレーナーの方には微妙かもですね。
Welloの不安な点・疑問点
■トレーニングを行う目的(やせたい等)に合っているかはちょっと疑問
実際にトレーニング方法を教わって、一緒に寄り添ってくれる事で継続できるという事も大事ですが、肉体改造に一番大切な「食や栄養」についてはそこまで切り込んでいません。
なんとなくコナミとかのように、大型のスタジオに集めてみんなで同じ動作をして、痩せるかは自分次第だからコミットはしません、またきてね的な匂いがします。安くてどこでもできて便利だけど、結果に結びつかないのでは本末転倒ですからね…
■中級以上の人は自宅トレーニングのみで物足りるのか疑問
自宅に器具がそろっている人はほとんどいないと思うので、ある程度やっているトレーニーには必要ないのかもしれません。ただし、実際にオンラインでなくとも、ある程度自分でできるようになると、パーソナルつけずに自分でやり始める人が多いので、そこらへんはターゲットに含んでいないのかもしれません。
■フィットネス人口を増やさないと成り立たない
今までのオフラインでパーソナルトレーニングをうけていた層にプラスして、新しい層を増やさない事には、価格破壊だけがおこり、業界のパイだけが縮小してしまう可能性もあるので、かなり頑張らないといけません。
ただ、イケメンや美女と個室で話しながらトレーニングを教われるというだけで、今までと違う層が取り込めそうではあります…笑
さいごに
まだ日本ではフィットネス人口が欧米に比べて圧倒的に低く(アメリカ17%、日本3%)非常に伸びしろがあります。
が、正直なところまだオンラインフィットネスは日本では先を行き過ぎている気が個人的にはします(LINEで、音声も画像も、Skype並で運用できるようになれば一気にいけそうですが…)。
今後はオンライン英会話と同じく、似たようなサービスがでてくると、より安い労働力の国の人から、めちゃくちゃ安くレッスンをうけれるようになるサービスと、イケメン・美女が丁寧に対応してくれるような高価なサービスの二極化がおきてくるでしょう。
タイミングを見計らっていつでも参入できるよう、私としてもより多くの仲間を集めていこうと思う、今日この頃です。