どうもこんにちわ! 記事を書けば書くほど身体に関する知識が増えていっている平野です|д゚)
みなさんは、糖質制限ダイエットという言葉を聞いたことがあるでしょうか。名前の通り糖質の摂取を制限するダイエット方法ですよね。
しかし、そもそも糖質とはなにかをご存知でしょうか? また、糖質を摂取した際にインスリンという成分が分泌されますが、どのような働きをしているのでしょう?
筋トレやダイエットをする人にとって、食に関する知識は必要不可欠です。そこで今回は、「糖質とはなにか」「体内でのインスリンの働き」「効果的な糖質の摂取方法」について学びましょう!
▼もくじ
4.まとめ
“糖質=甘いもの”は間違い
“糖質=甘いもの”ではないと書きましたが、そもそも糖質とは何でしょうか?
(出典 : “糖”は「甘いもの」だけじゃない)
糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いたものを指し、ブドウ糖・果糖などの糖類とでんぷんによってできています。
(出典 : “糖”は「甘いもの」だけじゃない)
つまり、小麦や米などの穀物やイモ類に含まれる「でんぷん」は甘さを感じない糖質だと言えるのです。
せんべいやおかきは米が原料ですからでんぷんがたくさん含まれていますし、スナック菓子の原料は、小麦・とうもろこし・じゃがいもなどのでんぷんの多い食材です。
普段、何気なく食べている物にも多くの糖質が含まれていることが分かります。
しかし、糖類の中でもブドウ糖は私たちの体を動かす燃料になっています。ブドウ糖が血液中に溶け込んで全身に運ばれることでエネルギーとして働き、脳や筋肉、内臓を動かすことで生命を維持しているのです。
血液中のブドウ糖は「血糖」と呼ばれ、一般的には食事(ブドウ糖を摂取)することで血糖値が上昇します。
体内でのインスリンの働き
血糖値があがると、これを下げようとしてインスリンが分泌されます。
インスリンは、すい臓のランゲルハンス島(膵臓の内部に島の形状で散在する、内分泌を営む細胞群)という組織にあるβ細胞で作られており、体内でのインスリンの働きは大きく分けて3つあります。
1.全身のほぼすべての臓器細胞にブドウ糖をとりこませる。
エネルギーの元であるブドウ糖を全身に巡らせます。
2.肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを促進する。
肝臓や筋肉に備蓄するために、ブドウ糖をグリコーゲンに変換します。
3.脂肪細胞で脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制する。
エネルギーとして使われなかったブドウ糖を、飢えに備えて脂肪として蓄えます。
以上3つの働きをすることで血糖値のコントロールをしています。つまり、このインスリンの働きが悪かったり、全く機能しない状態が「糖尿病」なのです。
効果的な糖質摂取の方法
ブドウ糖は体を動かすエネルギーですが、「摂取量>消費量+貯蓄可能量」の状態だと、脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。これが肥満の原因です。
改善策としては、単純に摂取した分のエネルギーを消費すればいいのです。インスリンの働きから分かるように、主に炭水化物から糖質(ブドウ糖)を摂取した場合、脂肪として蓄えられる前に肝臓を通過して脳や筋肉に送られエネルギーとして消費されます。
そこで、日頃から筋トレや運動をする習慣をつけておきましょう。糖質を摂取した際に、筋肉を動かすエネルギーとして効率よく消費されます。
また、食事の回数を増やすのも効果的ですが、1回の食事量は少なめにします。食べ過ぎと急激な血糖値の上昇を防止できます。
まとめ
いくらハードなトレーニングをしても、食事の管理ができていなければ、筋肉だけでなく脂肪まで蓄えかねません。
餓死の恐れがなくなった現代において、脂肪は不要なものとして捉えても問題はないでしょう。
幸いにも食事は自分で選ぶことができるので、ダイエットや体を絞るために脂肪の燃焼を意識するのであれば、炭水化物(主に糖質)の摂取量を減らして運動をしましょう!