ラクトトリペプチドといえば「カルピス」が有名ですが、今回アサヒグループが青山学院大学陸上部の部員(箱根駅伝2015、2016優勝)による検証で、運動披露や筋肉痛の軽減にも効果がある事を研究・発表致しました。
「ラクトトリペプチド」とは、発酵乳からみつかった2種類のペプチドの総称です。乳酸菌飲料「カルピス」を原点とした長年の発酵乳研究の中で、血圧低下作用、血管内皮機能改善作用など循環器機能に関わる様々なはたらきがあることを確認しています。
アサヒグループは最近、ラクトトリペプチド配合の「ごくごく飲みすいだろ?」で御馴染み、アミールウォーターを出してますし、この結果が本当であれば、ぜひトレーニング中に取り入れてみてもいいかな〜なんて思う今日このごろです。
研究結果
「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物は、スポーツ選手が取り組む強度の負荷がかかる運動に対しても、疲労感および筋肉痛を軽減することが明らかになりました。
また、そのメカニズムの一端として、筋肉中の活性酸素の発生を抑えることにより、筋損傷を軽減している可能性が見出されました。
研究概要
(1)~強度の運動負荷に対する効果の実証~
「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物の摂取により、スポーツ選手が行う強度の運動負荷に対する疲労感および筋肉痛が軽減しました。
<試験内容>
青山学院大学陸上競技部(長距離)の合宿時に、部員48名(マネージャー含む)を2グループに分け、一方に「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物を含むタブレット(摂取グループ)を、もう一方に「ラクトトリペプチド」含有乳タンパク分解物を含まないタブレット(非摂取グループ)を1日2回、4週間の合宿期間中に継続して摂取してもらいました。合宿の前後に、疲労感および筋肉痛に関するアンケート調査をおこないました。
<試験結果>
合宿の前後に、疲労感・筋肉痛に関する当社作成のアンケートと、痛みや疲労感の評価方法として診療の場でも広く用いられているVASアンケートの3種類のアンケートに回答してもらいました。
その結果、どのアンケートにおいても、摂取グループは非摂取グループと比較して、合宿による疲労(図1,3)や筋肉痛(図2)を感じている人数が少ないことがわかりました。
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