こんにちわ、社会人になったら花粉症になってしまった筋肉紳士プロデューサー(@changomi)です(涙)
この時期、スギだか、ヒノキだか、ブタクサだとか知りませんが、花粉症、半端じゃなくキツいですよね。
ただ皆さん、こんな事を聞いた事ありませんか?
「筋トレで筋肉をつけると、免疫力がついて花粉症を治せる」と。
もしこれが本当であれば、花粉症のトレーニーは筋肉がたりてないのか(笑)という疑問もありますが…
今回は花粉症と筋肉・プロテイン(タンパク質)の関係、ヨーグルトによる腸内対策について、ご紹介していきたいと思います。
▽もくじ
1.花粉症とは(メカニズム)
2.筋トレは花粉症に有効って本当?
3.プロテインは花粉症に悪影響って本当?
4.ヨーグルトで花粉症を改善できるって本当?
花粉症とは(メカニズム)
出典:https://roadbike-hikaku.com
まず、花粉症とはなんぞや?という事を、あまり詳しく知らない人も多いと思いますので、簡単に説明していきますね。
季節性アレルギー性鼻炎(=花粉症)
原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。日本では約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。
主なアレルゲン
スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなど。
症状
鼻の三大症状だけでなく、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多く、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります
さらに、シラカンバ、ハンノキ、イネ科花粉症などの人が、ある果物や野菜を食べると、口の中がかゆくなり、腫れたりする「口腔アレルギー症候群」という症状もあります。
体内に入ってきた花粉を異物(有害物質)と勘違いして、これを体外に出そうとする過剰な防衛反応(くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御する)が花粉症といわれる症状です。
筋トレは花粉症に有効って本当?
筋トレは花粉症(アレルギー反応を抑える事)に有効です(科学的にみて)。
アレルギー反応を抑えるために「免疫力を高めて花粉の許容量を増やすこと」は非常に有効で、そのために効果的なのが「体を鍛えて筋肉をつけること」です(免疫系で重要な役割を担う白血球は、筋肉と密接な関係にあり)
筋肉の量が増えると体温が上がるため免疫力アップにつながり、アレルギー反応の発症を抑えることができます。
花粉症患者に筋肉注射(ステロイド薬)を打つと症状が改善されるというのも納得ですね(筋肉注射は副作用もあるので昨今はほとんど使用していない模様)。
ただし、そもそも花粉症は免疫の“誤作動”が原因ですので、根本的に治すためには、花粉が有害なものではないことを体に教えてあげる必要があります。
その為に、実際に一部の医療機関では、スギのエキスを少量ずつ体内に注入し続けることで、それが排除すべき対象ではないことを体に覚えさせ、アレルギー反応を抑える治療法も導入されています。
プロテインは花粉症に悪影響って本当?
プロテイン(タンパク質)のとり過ぎは、花粉症を悪化させると聞いた事がありませんか?
実は、植物性のタンパク質(ソイプロテイン)は問題ないのですが、動物性のタンパク質(ホエイプロテイン)は、花粉症を悪化させる可能性が高いです。
肉を中心とした「動物性タンパク」は、きわめて消化に悪く、腸内環境を著しく悪化させる事があります。
過剰に摂取したタンパクの多くがアミノ酸にまで分解できず、腸内で毒素(アンモニア、ヒスタミン、メタンガス、ニトロソアミンなど)を発生させてしまいます。
※腸の毒素は、アトピー反応だけでなく、吹き出物や汗のにおいとして体外に出てきます
このとき「活性酸素」も大量に発生し、腸壁を傷つけ、免疫機能が損なわれていきます(タンパク質が未分解のまま腸壁を常時通過する状態)。
さらに、腸内の「悪玉菌」が増え、細菌バランスが崩れ、悪玉菌がTh2細胞とIgE抗体を増加させ、過剰な免疫反応が起きるという流れです。
腸には「免疫システム」の60%以上が集中しており、腸の環境が悪化すれば、免疫の正常な作動ができなくなります。
逆をいえば、腸内環境が整っていない事がアレルギーの原因である可能性が高く、ここを改善するだけで花粉症(アレルギー)が治る人もいるという事。
これには、腸内環境を整える「食物繊維(野菜や海藻)」や「乳酸菌」を摂取する事が効果的です。
またトレーニーの皆さんは、ホエイプロテインにこだわらないようであれば、お値段がちょっと高くはなりますが、ソイプロテインに変えてみると良いかもしれません。
ヨーグルトで花粉症を改善できるって本当?
毎年、花粉症に悩まされている人であれば、ヨーグルトが花粉症に効果的という話を聞いた事があると思います。
腸内環境が悪い事で免疫力が低下している人は、ヨーグルトに含まれている乳酸菌が腸内で働くことによって、腸内環境が改善され、免疫力が高まり、アレルギーの花粉症状も緩和させる事ができます。
ただし、あくまで「体質改善」である為、即効性はなく、より効果を得やすくするためには、花粉症症状が出る2~4週間前から始め、長期にわたり継続することがポイントです(毎年気付いたら花粉症になっているのでタイミングが難しいですが…)
また、どんなヨーグルトでも良いわけではなく、下記の菌を含んでいるものでないとほとんど意味がありませんので、しっかりとパッケージ等を確認し、含まれる乳酸菌を確認する事をお勧め致します。
●フェカリス菌:「朝のYOO」など
●L-55乳酸菌:「L-55生乳ヨーグルト」など
●LGG乳酸菌:「おなかへGG!」など
●ビフィズス菌LKM512:「メイトーヨーグルトおなかで増えるLKM512」など
●ビフィズス菌BB536
※上記乳酸菌は腸内環境を整える事で、花粉症だけではなくアトピーの症状も和らげる効果があります(腸内環境の悪化が原因の人に限る)
さいごに
花粉症と筋トレ、プロテインの関係等、理解は深まりましたか?
まずは腸内環境を整えてみて、症状が改善するか試してみるといいかと思います。
また、ちまたでは「花粉症は遺伝」「雨の日は花粉が少ない」という噂もありますが、ここら辺は全部デマです(涙)
これからの長い人生、花粉症とずっとつきあっていくのは大変ですので、トレーニングに集中する為にも、自分なりの原因を分析し、対策を練っていきましょう!
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