こんにちわ、順調に筋肉がつきはじめていたのに風邪ひいてしまった、筋肉紳士プロデューサー(@changomi)です。
風邪を引くと筋肉痛や関節痛になりますよね?
ひょっとすると、この筋肉痛をうまく利用するれば筋肉が大きくなるのでは?なんて幻想を抱いているアナタ! それは大きな間違いです!
風邪の筋肉痛と筋トレの筋肉痛は呼び名は同じでも、中身が全く違う別物です(涙) 今回はその違いについてご紹介致します。
▽もくじ
1.風邪のメカニズム
2.筋肉痛はウィルスと戦っている証拠
3.風邪筋肉痛の対処法
風邪のメカニズム
画像出典:第一三共ヘルスケア
筋力トレーニングで発生する筋肉痛はまだ未解明な部分がありますが、風邪によって起こる筋肉痛は、そのしくみが解明されています(参考:筋肉痛が遅れてくる原因とメカニズム。もう年齢のせいとは言わせない!)。
風邪のウイルスが人間の体内に侵入すると、体に備わる免疫システム(体の外から病原体などが進入した時に、攻撃するしくみ)が働き、ウイルスを撃退するための物質を作り、様々な防衛行為を行います。
(例)くしゃみや鼻水は体外に異物を出そうとする行為。発熱や鼻づまり、のどの痛みは炎症することによって、ウィルスを熱で殺傷しようとする防衛行為。
主に、その時に生み出されるウィルス撃退物質が痛みや発熱を起こします。
ウイルスは熱に弱い為、全身に炎症や痛みを起こすことで周辺組織を加熱させ、体温を上昇させる事によって、死滅させる事ができます(もちろん、人間の体への負担も大きいですがそれ以上にウイルスへダメージを与える事できます)。
筋肉痛はウィルスと戦っている証拠
体が防衛行為を行っている時は、ウィルスとの戦いに体の機能を専念させるために、筋肉痛をおこさせ動きを制限し、体力を温存させようとします。
つまり風邪のときの筋肉痛は、ウィルスに対する防御システムとして痛みを発現させているだけなので、筋トレのように筋肉を破壊して生まれる痛みではありませんので、超回復はおこらないわけです(涙)
風邪引いて、治ったと思った時でもまだ筋肉が痛い場合はウィルスと体内で戦っている状態ですので、もうしばらく安静にしましょう。
ちなみに、風邪の場合の筋肉痛はマッサージやストレッチはほぼ効果がないのであしからず。
風邪筋肉痛の対処法
最も有効な対処法は、しっかりと休養をとることしかありません。
熱がない場合には、体力を消耗しないように気を付けながらお風呂に入ることも血行を良くする事ができるので有効です。
また、生姜は発汗作用があり、血行もよくして回復を早めます。みかんは抗菌性でウイルスを撃退するのに効果的なビタミンCが含まれていますので、積極的に摂取すると良いかと思います。
また、風邪をひくと筋肉が落ちてしまいますが、そんなときも最小限に押さえる事ができるようにトレーニーやアスリートの方は「風邪・高熱にプロテイン(タンパク質)とBCAA!カタボリックと戦う」も参考にどうぞ!
さいごに
風邪時の筋肉痛と、筋トレ後の筋肉痛は、全く別物だとご理解いただけたでしょうか?
風邪の筋肉痛は何もいい事がありませんので、しっかりと原因と対処法を理解し、すぐに完治させましょう。
風邪引かないように、BCAAやグルタミンの摂取は効果的ですのでそちらもうまく取り入れて、強いからだを一緒につくっていきましょう!
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